使用する樹脂版・インキを準備

各種パーツの調整を行います。

使用するインキを用意し、ハンドローラーを使って印刷機のインキ・ディスクにつけます。

印刷用紙を置くための上下左右の位置を目盛りを目安に決めます。印刷用紙の左端の端にそって、胴張り用紙の上に筆記用具で線を引きます。

印刷版（樹脂版）をセットし、印圧調整ネジ締めたり緩めたりして、印刷の圧力を調整します。印刷の圧力は使用する用紙の厚みやベタ面の有無によって違うので、試し刷りをしながらその都度調整を行います。

すべての調整が終わればいよいよ印刷です。同じ印刷物をたくさん印刷したい場合や重ね刷りなどのために位置合わせを必要とする場合には、見当針を打ち、左右の給紙の位置を一定に保ちます。

印刷を開始していきます。同じように刷っていてハンドルの動かし方で刷り上がりが違ってくるので一枚一枚丁寧に印刷していきます。

印刷後はインキを乾かして完成です。オフセット印刷とは違う活版印刷独自の風合いが出て味のある仕上がりになりました。